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GEISAI大学 第2シーズン 中村ヒロキ(visvim)
広尾にあるKaikai Kikiギャラリーにて、本日GEISAI大学と題してhoneyee.com編集長企画のもとにvisvimの中村ヒロキ氏を招いて開催されました。

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(画像)西山徹blogより

中村ヒロキ氏がこういった形で講演をする事はほとんどないので、非常に楽しみに参加をしました。
ただ会場ではカメラでの撮影は禁止でしたので、文章にてレポートさせていただきます。おそらく後日GEISAI大学のHPにて詳細はUPされると思いますので乞うご期待!

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(画像)西山徹blogより

会場は立ち見が出る程の大盛況振りで、ちょっと早めに行った自分は無事に椅子に座る事が出来たので、じっくりと話を聞く事ができました!

本日の中村ヒロキ氏はホワイトベースのピンストライプのシャツにベージュのハイウォーターチノ、足元はまだ発売になっていない、LTブラウンのベアードブーツ・フォルクというスタイルでした!
初めて生で見たのですが、写真で見るよりイケメンでした。

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大まかな内容としては、モデルによってグッドイヤーウェルト製法に近い技術を開発した事により、ソールの貼り替えが可能になった事や、アッパーとミッドソールの間にコルクを敷き詰める事によって、履き込むうちに足に馴染んでいく事を実際に解体したFORY GY-FOLKを使って説明。

次に今後カスタムオーダーを展開するにあたって、ALDENのコードヴァンで有名なシカゴのホーウィン社を実際に訪れた時のエピソードを画像やムービーを使ってコメント

その他にスコットランドのハリス・ツイードを訪れた時の模様や、GORE-TEXの誕生秘話、今年1月に初めてパリにてプレゼンを行った経緯、F.I.L京都の誕生秘話、そして2010S/Sに展開する、3年越しでやっと実現した天然ゴム100%のソールを使用したシューズの話といった非常に内容の濃い講演会でした。

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この講演会を通じて、中村ヒロキ氏が考えるvisvimのフィロソフィーをすごく感じ取る事が出来ました!

「自分のワードローブを必要なものと不必要なものに整理する時に、常に必要なものになるような物作りを自分はしていきたい。」

「よく環境に配慮したアイテムが多いと言われるが、いいもの追求した結果がベジタブルタンニングであったりする事なので、決してエコありきの物作りではないんです。」

「visvimの世界観を表現するには、直営店が必要であり、さらに一つ一つの商品をいかによく見せる事を追求した結果があの空間。」

「軽量かつ透湿性を兼ね備えたレザーシューズを追求した結果、一枚革をアッパーに使用する事、ただしそれを実現するには上質な革を使用しないといけない。」

今回の公演で印象に残った言葉です。

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世界を旅して、実際に素材に触れたり、工場に訪れて製造工程を体験したり、そんな実体験からvisvimの商品は誕生している。ただ流行ってるからという理由で買うのではなく、本質を知る事でもっとこのブランドの良さがわかるのではないかと思います。
by HFUNDERCOVERISM | 2009-10-31 01:41 | その他
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